ME-KIKIバイヤーさんのめっけもん

彩色を施さないで種々の自然の木材の色をデザインに取り入れての作品が特徴のGlöckner工房。
どんな場所にも上手く溶け込んでくれそうですね。

ザイフェンの村の様子です。
煙をたなびかせて５両の汽車が村を走っています。その汽車もとても精巧にできていて連結部などの仕様、各車両の作り、、、もうすごいです。
警笛の小さなベルも。

また大きな家も丁寧に作られていてお家好きにはたまらないセットです。

2人の村人（男女1人ずつ）が物語を深めます。
腰のかがめ方、手の角度、帽子のフォルム
少ないパーツでこれだけの表現ができるんだと、、自然の木が織りなす異なる色合いが表情を深めていますね。よーく見ると女性の顔の中央がわずかに膨らんでいて、お鼻がついていることに気づきました。ろくろの技。

2本、どちらのシュパンバウムも細長く独特なフォルム、欠けなどはありません。

そして箱には「エルツ山地のお土産箱」と書かれています。
当時は良い品は輸出!!悲しい現実だったのですね。
この木箱もとっても素敵ですね。引き蓋になっています。
比較的新しい年代の物のように思います。全てのピースが
大変良い状態と思います。

全般的に自然の木材の色合わせも最高です。
様々な木材を駆使しての自然の効果に魅了されます。

協同組合100周年記念の本にも
こちらの工房は2箇所に掲載されていて
こちらと同じ家や人々、馬車などの画像が。



このようなザイフェン村の生活のシーン、天然の木々を利用して自然な色の効果を生かし丁寧に作られることで有名な工房さんでした。職人技そのもの。
木材だけの色を生かした作り、経年による色の変化も楽しめることも人気の所以ですね

サイズ
木箱：17.5W x 9.3D x 7.5cmH
シュパンバウム：12cmH
汽車5両全長：28cmL
1両：6W x 2.5D x 2.8cmH. 煙突付きの先頭車両：4cmH
人：女性3.3cmH 男性2人4cmH
家：8.5W x 5.5D x 7.5cmH


・・・・こぼれ話・・・・
実はCoCoRoの小部屋のオーナーさんがGlöknerの大きなシュヴィッブボーゲンをお持ちと言うことが
部屋をお借りして2017年に小部屋OPENの時にわかりました。
なんだか赤い糸で繋がっていたのでは、、、なんて思った次第です。
そのお持ちのシュヴィッブボーゲンが100周年記念の本に掲載されているものでした。
1989年、ご結婚前にご主人様から奥様へのプレゼントとのこと。
パーツが無くなっていることを伺い、
協同組合の担当者にお願いしたら、工房まで走ってくれて取り寄せることができて、
とても嬉しくて幸せな思いをいたしました。
その時、Glöcknerご夫妻がご高齢で後継の方もおられず、工房を閉められるかも、、と伺ってショックだったことを思い出しました。そして2018年に残念ながら工房を閉められました。

かなり希少な「みっけモン」です！

Wolfgang Glökner工房

Made in Germany